残酷天使のララバイ~The last love songs~
「ふつう。
 盲目の巨人とパイロットは、相性が良くないとちゃんと動かないのに!
 あんた達は戦闘中ずーっとケンカしてたでしょう?
 それなのに何だって……ってサファイア!」

「……何だよ?」

「さっきから気になってたんだけど。
 今、指にヒモを引っ掛けて、ぐるぐる回して遊んでいる、ペンダント、何!?」

「ああ、これ?」

 僕は、巨人を降りてからずっと回しっぱなしの首飾りを、ぽんと放り投げてから片手でキャッチした。

 そして。

 白く、半透明で、親指の先ぐらいの大きさのヘッドの石を、プラチナに見せて、言った。



「エンゼルのコア」




 そう、言ったとたん。



 プラチナのデカい声が、格納庫中に響き渡った。




「この、お莫迦~~~!!!!」

 
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