残酷天使のララバイ~The last love songs~
 聞いているうちに、なんか腹立つ言い方が、そっくりで。

 これで、英語がもっと多く混じっていたら、完全に『エンゼル』だった。

 しかも、年かさの刑務官の方も、変だ。

『サファイアは……の操縦の見事さと、……の警棒を避けるあたり。
 ……能力まで損なっているワケではないようですが……
 自分が、地球を守らなければ、誰が守るのか、と……』

 ……これは、僕のコトか?

 あいつは、さっきまで僕を、本気で殴ろうとしていたはずなのに。

 なぜか、心配そうに聞こえる言い草に、僕はクビをかしげ……

 もっと良く聞こうと思って、耳を済ましたとき。

 ルシィの乾いた笑い声とともに、とんでもない情報が、耳に入って来た。

『……に、boyは、何も覚えていないようだな……
 高々二十体にも満たない……の巨人を操り、地球を守るなんて、出来るわけねぇぜ?
 地球を守っているのは……らエメラルド星人で。
 エメラルドがナイツと互角に戦える侵略者を選んで、わざと逃がしてるんだ。
 ……巨人を使……のGameじゃないか」

 そして、しかも、とルシィは言葉を続ける。

『この、命がけのGameを始めた張本人が。
 全てを忘れて……のコマである、ナイツの一員だなんて、大笑いだ』








 







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