残酷天使のララバイ~The last love songs~
『Hey--Boy--!
 真面目に戦わないと。
 今日のHi scoreは、他の誰かに持っていかれるぜ?』

 この戦闘直前まで、コアが修理に出されていたエンゼルが、いつもの調子で言った。

 それに、僕も変わらない口調で返す。

「やかましー!
 今日はスコアなんて関係ないんだ!
 それより、エンゼルは、あのスフィンクス型のバトルパートナーに、通信回線を開け!」

 僕の希望に、エンゼルはせせら笑うような声を出した。

『Hey!
 Youは、莫迦じゃねぇ?
 これからブッ倒そうって言うヤツと、のんきにTalkなんか、している場合じゃないだろう~~が。
 ソレに、敵さんの通信Circutなんざしらねーよ!
 莫迦なコトやってないで、さっさと戦え!』

「回線コードは、僕が知ってる!
 だから……!」

『上に見つかったら、YOUは、軍法会議もんだぜ?』

「いいんだ!」

 こんな風に、エンゼルともめている場合じゃない……!


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