残酷天使のララバイ~The last love songs~
スフィンクスは、今。
オパールのヴィーナスと交戦中だ。
スフィンクスの操縦者も中々上手いけれども。
僕が来るまで、ハイスコアの常習者だった、オパールの敵じゃない。
しかも、蝸牛制のバトルパートナーは、エメラルドのヤツに劣るから。
このままでは、スフィンクスは沈む。
もし、これに茜が乗っていたとしたら……と。
考えただけでも、ぞっとした。
「エンゼル!」
『No~~!』
どうしても、僕の願いを聞こうとしてくれないエンゼルに。
僕は、思わず叫んでいた。
「エンゼル!
お前は、昨日のルシィなんだろう!?
ルシィ!
ルシファード・ブルー!
頼むから、僕の命令を聞け……!」
なんで。
ただ、ルシィとしか聞いてなかったあいつのことを。
ルシファード・ブルーなんて言ったのか、わからない。
ただ、妙に呼び慣れたように感じる言葉が僕の口をついて出て。
その、僕の言葉を一瞬。
息を呑んだようにして聞いていたエンゼルは、いきなり口調を換え。
おとなしく、僕に従った。
『……全ては、我が主の仰せのままに……』
オパールのヴィーナスと交戦中だ。
スフィンクスの操縦者も中々上手いけれども。
僕が来るまで、ハイスコアの常習者だった、オパールの敵じゃない。
しかも、蝸牛制のバトルパートナーは、エメラルドのヤツに劣るから。
このままでは、スフィンクスは沈む。
もし、これに茜が乗っていたとしたら……と。
考えただけでも、ぞっとした。
「エンゼル!」
『No~~!』
どうしても、僕の願いを聞こうとしてくれないエンゼルに。
僕は、思わず叫んでいた。
「エンゼル!
お前は、昨日のルシィなんだろう!?
ルシィ!
ルシファード・ブルー!
頼むから、僕の命令を聞け……!」
なんで。
ただ、ルシィとしか聞いてなかったあいつのことを。
ルシファード・ブルーなんて言ったのか、わからない。
ただ、妙に呼び慣れたように感じる言葉が僕の口をついて出て。
その、僕の言葉を一瞬。
息を呑んだようにして聞いていたエンゼルは、いきなり口調を換え。
おとなしく、僕に従った。
『……全ては、我が主の仰せのままに……』