残酷天使のララバイ~The last love songs~
「もし、万が一。
 エンゼルにココロがあったとしても。
 ……こんな小さなところに、態度のデカいアイツがおとなしく収まっているのか?
 ぜんぜん考えられないけど」

 僕の感想に、プラチナは怒鳴った。

「収まっているわよっ!
 ばっちり、しっかり!
 ……その様子じゃ、あんた!
 部屋に帰ってエンジェルとひとっ言も話をしてないでしょう?」

 はぁ?

 何言ってるんだプラチナは!

「部屋に帰って一人。
 石相手に、しゃべるなんて、端から見たら、タダの変なヤツだよな?」

 クビを傾げる僕に、プラチナは、呆れたような声を出した。
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