残酷天使のララバイ~The last love songs~
 


 BAーBABA!!



 ご機嫌な気分を、無粋な通信システムが、水を差した。

 僕は思わずちぇ、と口の中でつぶやいてから、パネルを操作する。

「何?」

『何?
 じゃないわよサファイア!
 後方、五時に敵!
 他のナイツ達は既に交戦中よ!
 死にたくなかったら、ちゃんと仕事をしてよねっ!!』

 空中母艦【ジュエリー・スター】から響く耳障りなプラチナの声に、僕は、やれやれと上を見上げた。

「エンゼル!
 お仕事だってさ!」

 僕の言葉に、エンゼルは、残念そうな声を出した。


 0h~~

 No~~!


「……そうだね。
 出来ることなら、もう少し散歩をしたかったよね?」

 僕の言葉に、エンゼルは不機嫌そうにはっきりと言った。



『NO~~~』




「何?」


 
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