残酷天使のララバイ~The last love songs~
† 魅惑的な悪夢
「う……くっ……」
頭から布団をかぶり。
手だけを出して、山ほどのティッシュをゴミ箱に放り込むと。
……ひどく、情けない気分になった。
あれから、すぐ。
心配そうな顔の茜と、玄関先で別れ。
見送りもそこそこに、僕は、べットに飛び込んだ。
張りきって、あふれそうな欲望と。
わき上がり続ける、やるせない思いに。
……自分で始末をつけようとしたんだ。
……だけども。