残酷天使のララバイ~The last love songs~
† 依頼
目覚めもばっちり。
とても清々しい気分の朝が来ると。
今度は。
腹の虫が、ぐう、と鳴った。
それで、僕は。
昨日の昼から何も食べていない上。
最後の食事も、全部吐いてしまっていた事を思い出した。
「……やれやれ」
いつも、テーブルの上に出しっぱなしにしている、お気に入りのミント・キャンディを口に放り込んで僕は冷蔵庫を物色した。
けれども。
「……何も、ない」