残酷天使のララバイ~The last love songs~
「……はい、どちらさま?」
僕の大好きな時間。
せっかくの朝食を邪魔されれば腹も立つ。
特にインターホンで相手を確認することもなく。
乱暴に、がちゃっと扉を開けて……驚いた。
「あんた……誰?
いや……ナニ?」
朝早く。
ぼくの家に訪ねてきたのは。
人間じゃなかった……いや。
少なくとも、地球人類ではなかった。
体幹部に。
視覚と、聴覚と、言語発声器官の詰まった触覚が二つ乗ってる……
……平たくいうと。
一人分の胴体の上に、人間の頭が二つ乗っているようなヤツだ。
背中に、貝のような、簡易住居を貼り付けているところを見ると。
……もしかしたら。
巨大な、地球のかたつむりが、スーツを着て目の前に立っているように見えるかもしれない。
僕の大好きな時間。
せっかくの朝食を邪魔されれば腹も立つ。
特にインターホンで相手を確認することもなく。
乱暴に、がちゃっと扉を開けて……驚いた。
「あんた……誰?
いや……ナニ?」
朝早く。
ぼくの家に訪ねてきたのは。
人間じゃなかった……いや。
少なくとも、地球人類ではなかった。
体幹部に。
視覚と、聴覚と、言語発声器官の詰まった触覚が二つ乗ってる……
……平たくいうと。
一人分の胴体の上に、人間の頭が二つ乗っているようなヤツだ。
背中に、貝のような、簡易住居を貼り付けているところを見ると。
……もしかしたら。
巨大な、地球のかたつむりが、スーツを着て目の前に立っているように見えるかもしれない。