サヤちゃんのアイツ
でもここは電車よっ!
サヤカ!にやけてたら
気持ち悪い!
っと自分に言い聞かせて気を引き締める。
星の台駅につくと
サヤは駅から5分の自宅へ向かう。
サヤの家はマンションで一家5人で仲良く暮らしている。
マンションの下の自動ドアの向こうに、1番上のお姉ちゃん明奈がいる。
『お姉ちゃーん』
ウィーン 自動ドアがあく。
駆け寄るとお姉ちゃんはホッとしたような顔をして
『サヤ!ちょっと窓見て!』
サヤは自動ドアの外へ出て7階の自分の家の窓を見る。
なぜか電気がついていた。