時は江戸…
マヤの形の良い右の


膨らみに触れた瞬間


ビクッと体を震わせるマヤ。


「そう…ちゃん」


怯えた声を聞いても


恐怖の涙に濡れた瞳を


見ても止まらない。


止めることが出来なかった。



それは今まで抑えつけていた総司の気持ちの


容量が許容範囲を超えたからなのかもしれない。


「ちがう 総司ってよんで」

耳に舌を這わせながら甘く囁く

暗がりだからか声が甘く響く

部屋に



そういってマヤの着物を肩らへんまでグイっとさげる

もう少しで胸が見えそうで

羞恥心から


まや涙で濡れた瞳で



フルフルと顔を横にふる。


だが総司はただ初めてみる


マヤの陶器のような


白い肌に釘付けになる。

幾夜も夢に見てきた


愛しい相手の


美しい姿に魅力されていた。
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