時は江戸…
これまで

何にも知らなかったんだね

総ちゃんの気持ち

まったく気付かないなんて

あたし今まで何やってたんだろ…

バカみたい

あたし一人 いっつもただの友達としか見てなくてさ

「ほんと… 笑っちゃうよ…」

笑っちゃうはずなのに…

ポタっ… ポタっ……

「泣いてんの?」

総ちゃんがあたしの涙ぬぐおうとする

でも

「やめてよ!」

優しい手を振りほどくあたし
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