時は江戸…

「マヤ だから… だから 総司君は自分の気持ちに正直になっただけなのよ 総司君もきっと悩んだと思うよ、マヤを苦しめるって考えたと思うよ 辛かったと思うよ お姉ちゃんは素直に伝えた総司君がすごいと思うよ だからね マヤ」

「お姉ちゃん… あたし… 自分の事しか考えて無かった…」

総ちゃんの気持ち、全然考えてなかった

最低なのは…

困らせてたのはあたしの方だったんだよ…

「マヤ 大丈夫 総司君はちゃんといるでしょ？ ちゃんと… マヤのそばで生きてるでしょ？ だから ちゃんと後悔しないように向き合ってあげて」

向き合う…

そうだね

総ちゃんのことちゃんと考えて返事しなくちゃ

「お姉ちゃん、あたし 向き合うよ ちゃんと… 怖いかもしれないけど 総ちゃんだって頑張ったんだから あたしも頑張るよ」

「マヤ あたしはマヤがどんなになったって ずっとマヤの見方だからね」

こんなにあたしを思ってくれる人はいないね…

「ありがとう お姉ちゃん」