時は江戸…
その後みんなが加勢したお陰で敵全員捕まえることができた

警察の人たちも来て

あたしも無事に救出された

ただ一人

ねずみ小僧を除いては…

「トシちゃん… 大丈夫?」

怪我をしたトシちゃんに肩を貸すあたし

「ああ 悪ぃ… ねずみ小僧、逃がしちまった… すまない、近藤さん」

「いや、良くお嬢さんを守ってくれた トシ」

「いえ、俺が守りたくて守っただけですから」

ぎゅううぅ

まただよ…

トシちゃんの言葉に胸が詰まる

苦しいよ、肩を貸すトシちゃんの横顔を見ているだけで息ができなくなりそう
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