時は江戸…
切ない夏の夜…【総司】
“あたしの気持ちはね トシのことが好きだよ”
トシのことが好きだよ…かぁ
俺もあんな風に言われてぇっつーの
マヤも来てるだろうと思って夏祭りに来てみたら、川原の人ごみの中でトシとマヤが抱き合ってた
トシの幸せそうな顔がはっきりと遠くから見える
「総司…?」
「佐之か…」
「どした? お前も一人か??」
「お前もって佐之も一人かよ…」
「一人ってゆーか、マヤにドタキャンされた…」
「マジ!? お前もふられたのかよ」
「いや! 俺はまだふられてない! というか、告白してない!」
自信満々に言う佐之が少しうらやましい
「そんな自身あり気に言うなよ バカやろぉ」
「ふられたのか…?」
「んな哀れむような目で見んな!」
「そうか… ふられたか…」
「あれ、見てみろよ」
「ん? えーー!?」
声が裏返る佐之
トシのことが好きだよ…かぁ
俺もあんな風に言われてぇっつーの
マヤも来てるだろうと思って夏祭りに来てみたら、川原の人ごみの中でトシとマヤが抱き合ってた
トシの幸せそうな顔がはっきりと遠くから見える
「総司…?」
「佐之か…」
「どした? お前も一人か??」
「お前もって佐之も一人かよ…」
「一人ってゆーか、マヤにドタキャンされた…」
「マジ!? お前もふられたのかよ」
「いや! 俺はまだふられてない! というか、告白してない!」
自信満々に言う佐之が少しうらやましい
「そんな自身あり気に言うなよ バカやろぉ」
「ふられたのか…?」
「んな哀れむような目で見んな!」
「そうか… ふられたか…」
「あれ、見てみろよ」
「ん? えーー!?」
声が裏返る佐之