蜜花 -First.ver1-
「ちょっと待てこらーっ!!」
私はメロンパンの主の元へ走った。
「なんで!私の食べたかったメロンパンを横取りするのよ!」
「お前がさっさと決めないから悪いんだよ!」
「だからってあんなタイミングで取らなくてもいいじゃない!」
「お前のタイミングなんて、知るか!」
「ちょっと待てーっ!!!」
私と男の子の言い争いは、さっきからずっと私を待っていた詩織の怒鳴り声によって止められた。
「彩帆も閑玖も、こんなところで喧嘩しない!」
…すみません…。
「彩帆が早く決めないから悪い!」
…すみません…。
「ほら!教室戻るよ!」
…はい…。
ってえぇ!?
「私まだパン買ってない!」
「そんなの知りません。」
そんなあ~…。
そう言って詩織は、スタスタと歩いて行ってしまった。
「ばーか!」
と笑いながら、閑玖も詩織と去っていく。
私は一人残され、しぶしぶパン売り場へと戻っていった。
私はメロンパンの主の元へ走った。
「なんで!私の食べたかったメロンパンを横取りするのよ!」
「お前がさっさと決めないから悪いんだよ!」
「だからってあんなタイミングで取らなくてもいいじゃない!」
「お前のタイミングなんて、知るか!」
「ちょっと待てーっ!!!」
私と男の子の言い争いは、さっきからずっと私を待っていた詩織の怒鳴り声によって止められた。
「彩帆も閑玖も、こんなところで喧嘩しない!」
…すみません…。
「彩帆が早く決めないから悪い!」
…すみません…。
「ほら!教室戻るよ!」
…はい…。
ってえぇ!?
「私まだパン買ってない!」
「そんなの知りません。」
そんなあ~…。
そう言って詩織は、スタスタと歩いて行ってしまった。
「ばーか!」
と笑いながら、閑玖も詩織と去っていく。
私は一人残され、しぶしぶパン売り場へと戻っていった。