蜜花 -First.ver1-
「ふにゃ?」
大きなあくびと共に壱夜くんは起き上がる。
「人に本を片付けさせておいて、何寝てるのよ!!」
「別に頼んでない…」
そんな文句も、詩織に睨まれて小さくなる。
「もうっ!せっかく来たのに、昼休み終わっちゃうじゃない。」
確かに…。
時計を見ると5分前。
「じゃ、放課後ってことで。」
そう言って壱夜くんはベッドに戻ろうとするが…
詩織の握り拳を見て、動きが止まる。
「放課後までに、ここの本片付けてあることを祈ってるわよ?」
詩織の怖い位の笑顔。
「は…はい…。」
壱夜くんも引きつり笑顔。
詩織はよし、と頷きあたしの手をとる。
「じゃーねっ!」
そう言ってあたし達は保健室を出た。
大きなあくびと共に壱夜くんは起き上がる。
「人に本を片付けさせておいて、何寝てるのよ!!」
「別に頼んでない…」
そんな文句も、詩織に睨まれて小さくなる。
「もうっ!せっかく来たのに、昼休み終わっちゃうじゃない。」
確かに…。
時計を見ると5分前。
「じゃ、放課後ってことで。」
そう言って壱夜くんはベッドに戻ろうとするが…
詩織の握り拳を見て、動きが止まる。
「放課後までに、ここの本片付けてあることを祈ってるわよ?」
詩織の怖い位の笑顔。
「は…はい…。」
壱夜くんも引きつり笑顔。
詩織はよし、と頷きあたしの手をとる。
「じゃーねっ!」
そう言ってあたし達は保健室を出た。