青空学園


(う~ん
なんだっけ?
 ナマエ・・・・
 
 思い出せない・・・
 う~ん
 もう一度昔の夢見れないかな・・・?)

「う~ん・・・」

あたしは、知らないうちに声を出してたみたいで・・・

「どうかした?空ちゃん・・・」

そう話しかけてきた夕菜に、あたしは驚いて・・・

「ふほぉへぇ?」

 声を出したのに気付いてなかったあたしは、ふ抜けた声を出した。

(訳・「へっ?」と言いたかったが、上記のようになってしまいました。)

「空ちゃん声に出してたの自分で気づかなかったの?」

 と、クスッと夕菜が笑っ。

あたしは、ちょっとすねながら、

「夕菜~笑わないでよぉっ」

夕菜はぶはっと大笑いし始めた。

「う゛っ夕菜のばかっ笑うなよっ!!」

ちょっと怒ってあたしが言うと、夕菜が、

「ごめん、ごめん!
 あっ開会式始まるよっ早くいこっ!」

「話そらすなっ!」

ツコッミを入れるあたしを見て夕菜は、

「さあさあ早くっ!」

夕菜は笑いながら言う

あたしは、
「もうっ!
 しかたない行くかっ!」

あきらめてあたしは走って行った。
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