青空学園
トーナメント終盤
《ユウSIDE》
「あっ。
BクラスとEクラスの試合やってますよ。」
聖が、俺に言ってきた。
「本当だ・・・
やっぱり、勝ち残ってたか。」
「なんか話してますね。」
聖が戦ってる二人をみながら言った。
「そうだな。
何話してんだ?」
すると、Bクラスの奴が集中し始めた。
「気を使うみたいですね。」
聖が目を細めながら言う。
「あぁ。」
Bクラスが走りだした。
あの、Eクラスの奴に当たる瞬間
気が消えた。
「あれは・・・
【消気(ショウキ)】ですよね?
相手の気を自分の気で、打ち消す。」
「あぁ。
やっぱり、あの女おもしれぇ。」
聖の問いに、俺は笑いながら頷く。