青空学園
今日は、特別授業です!
「えー今日は〝気〟についての授業をする。
みんな知っているだろう・・・
でもみんなが知っているのは、ほんの一部だけだ・・・
とりあえず説明できるものはいるか?」
先生がそう言ったときに手を挙げたのは夕菜だった。
「じゃあ、本田頼む」
「はいっ!
〝気〟とは、人が体内に持っている、と言うエネルギーの一種で、武道(武術)の達人なら、その〝気〟を体外にだして相手を攻撃できると言われています!」
「うむ!かんぺきだな!
でもそれは、まだ一部にすぎないんだ。
〝気〟には、二つの攻撃法があり、一つは今、本田が言ってくれた通りだが、もう一つは、ほんとに、ほんの、一握りのものが使える、ものがあるんだ・・・
たぶん、Sクラスの生徒は使えるだろう。
それは、使えるものによって違うんだが、火、水、地、氷、風、の五つに分かれており、その、使う者の強さで、二つ、三つと使える数も変わる・・」
先生が説明し終わった。
あたしは、頭の中で、
(そういや、昔父さんがそんなこと言ってたな、一応あたしも使えるし・・・)