クリスマスストーリー
「可歩!待って!」

後ろから、良平の声が聞こえる・・。

誰があんた何か待つか!

「待ってって言ってるじゃん!」

後ろから、肩をつかまれた。

「やめて!」

私は良平の手を振りほどこうとした。

「やだ」

良平は手を離そうとしない。

「もう、私の事なんてどうでもいいんでしょ!」

「どうでもいいなんて思ったことない」

「うそだ!なら、彼女のデートで寝坊なんてしないよ!」

「・・・わかった。じゃあ、これ受け取って」



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