血のバレンタインデー




華さんも誰かにチョコをあげるのでしょうか?




「ねぇねぇ、悠紀ちゃんは誰かにチョコあげるの?」





「え!?ぁ・・・あげますよ・・・」






私のことなんて、聞かれるとは思ってなかったので、声が小さくなってしまいましたよ。




「本当!?だれだれ!?」




華さんは私に近づいてくる。





「秘密です」





右手の人指し指をソッと唇に添えた。







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