Love ~一つのカタチ~
「………バカみたい…。」
「えっ?」
私の言葉に驚いて目を丸くしてる。
その表情が余計に私をイライラさせた。
「だから、バカみたいって言ってんの。何なのアンタ。本当にムカつくんだけど。」
「えっ!?妙ちゃん、どうしたの?」
もう私の自爆装置はとっくに起動していて、もうすでに爆発寸前だった。
「どうした?よくそんなこと言えるね。私がずっとどんな気持ちでいたかわかる?一緒に帰るときは人の手握って、妙ちゃん、妙ちゃんて。どういうつもり?挙句の果てに友達彼氏にどうですか?ってバカにしてんの!?私が今までどんな気持ちでアンタの隣りにいたかわかる?」
もう限界だった。
そんな私を口をポカンと開けて何も言えないでいる幸伸がいる。
でも、一度言葉を吐き出してしまうと、もう止められなかった。