Love ~一つのカタチ~


「学校行けば“プリンス”とか呼ばれて笑顔振りまいて、頭悪そうな女達に囲まれてニヤついて。私は何もしてないのにそいつらに睨まれて。私がどれだけ嫌な思いしてるか気付きもしないアンタも、騒がしい女達もみんな嫌い!それでも何も言わなかったのは、やっぱり少しでもアンタと一緒にいたかったからだけど、もういい。顔も見たくない。」


自分が何を言ってるのか、きっとわけわかんないこと言ってるんだとか思ったけど、どうでも良かった。

アホみたいにまだ口を開けて呆然としてる幸伸と一緒に居たなくて家を飛び出した。

どこに向かってるかわかんないけど、全力で走った。

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