Love ~一つのカタチ~
俺が半年の命だと知った君はひどく嘆いて、悲しんだね。
“私も死ぬ”なんて言って、泣きわめいたこともあったっけ。
受け入れられないのは俺も同じだった。
だけど、どうせなら残りの人生を君と楽しく過ごしたい、そう思ったんだ。
俺がいなくなって君が悲しむのはわかってる。
それでも君といたいと言った俺に目にいっぱいの涙を溜めて頷いてくれたね。
身勝手でひとりよがりの俺のわがまま。
俺が君にしてあげられることは何もないから、せめて君への想いを。
そして、読み掛けの小説を最後まで読んで、君に感想を伝えよう。
俺が知ってる言葉の全てで…。
人生至上最高の愛を。