Love ~一つのカタチ~
もう、こうして二人で初雪を見るのは三度目。
同じ高校で同じクラスだった私達は、いつの間にか仲良くなって、気がつくといつも一緒にいた。
クラスメイトとか友達とか、言葉では括ることが出来ない存在。
どこにも属さない存在。
キミの中の私もきっと同じなんだろう。
私達はあまりにも同じ時間を共有し過ぎて、キミに対する想いが恋なのかとか愛なのかとか、そんなことすら麻痺してしまって今はもうわからない。
ただ、言えることはキミという存在を失いたくないということ。
最近、私の中の何かがこれまで以上にキミを欲していること。
宏貴、キミを。
この気持ちは一体何?