トゥルー ラブ
夕陽がほとんど沈みかけたとき、和哉が私を呼んだ


「愛歌・・・。」


「うん?」


「こっち向いて。」


振り向くと、和哉は体を起こし、私の方を向いていた


ジッと力のこもった瞳で私を見つめている


その瞳に私の心臓は、ドキッと音をたてた


あの日のように、ドキドキしている私


「愛歌・・・。」


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