トゥルー ラブ
私は辺りを見回した


完全に太陽は沈み、辺りは黒一色になっていた


少し離れたテラスから、明るい光が放たれている


そこ以外は真っ暗で、きっとテラスから私たちは見えないだろう


波の音だけが耳へと届く


和哉と私だけ、皆とは別の空間にいる錯覚に陥る


小心者の私でさえ、チャンスは今しかないと思った


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