トゥルー ラブ
「いる・・・。今、私の横に・・・。」


さっきまでの、小心者の私はどこかへと消え去っていた


程よく酔いが冷めた頭と、私たちを優しく包む波の音


そして、2人の間に流れる潮の香りを含んだ夜風が、私の想いと行動を大胆にさせた


言ってしまえば、ドキドキもどこかへ吹っ飛んでしまっていて


なぜか平然としていた


たぶん、緊張のメモリがMAXを越してふりきってしまったんだと思う


私は壊れてた


こんな大事な時に笑っちゃうなんて・・・


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