トゥルー ラブ
部長が2人がやめることを告げたとき、私は千夏のことなんか、まったく気にもとめていなかった


和哉のことばかり、頭の中を駆け巡り、皆の困ったような視線は、私たちが別れたというその事実のみに向けられたものだと思っていた・・・


あの視線に、こんな理由までもが含まれていたなんて、知るよしもない


全てを知っていたならば、私が退部している


私の心はそんなに大きくなければ、強くもない


のこのこと顔を出し、二人を見ていられる程、強くない


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