中学生生活
いつも待っているのは私(たまに灯哉)。

たとえ3時間待たされても、「ありがとう」って言葉が嬉しくて、つい許してしまう。
甘いなぁ……私って。

そんな私達の会話。



(鞄の中に手を突っ込んで)

灯:「えっ…と、あ、あった。これ、ずっと返せなかったんだけど……あ、今日待っててくれてありがとね?」

そう言って手渡されたのは…
私が以前渡したプロフィール帳だった。

私もあるモノを鞄から探り出す。

恵:「うん、ありがとう。私もこれ……こないだ茨城行って来たんだ。」

それは、私とのペアキーホルダーだ。

灯:「えっ、いいの!?ホントに!?」

ここまで喜ばれると、なんか逆に……イイ。

恵:「うんっ!そのために買って来たんだからサ?」

灯:「ありがとうっ!」

恵:「どう致しまして♪」

ゴソゴソとそれをカバンにしまう。

少し間が空く。……まぁいつものことだけれど。





灯哉が口を開く。










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