中学生生活
そんなふうに思いながら、私は1ー2の教室に入っていく。

中には、私の母校の人達も沢山いたし、体操をやっていた頃の友達もいて、安心した。




支度を終え、廊下の壁に掲示してあるクラス名簿を上から順に見ていく。

真ん中らへんのあるひとの名前でストップした。

私の居た小学校には居ないけど、でも知ってる名前。

うん、知ってる。

判るんだけど。

でも―――

なんかおかしくない?

その名前の主、紗依(サヨリ)は、ホントはこのT中じゃなくてM中にいるはずなんだ。

T中はそうゆう受験とか受け付けていないのに。(人数が多いから)

なのに、なんで?

…でも紗依の名字は鈴木。

こんな名字のひと、何人もいるし。


でも、もしかしたら―――

そう思って辺りを見てみる。

ふと、横に居たひとが目に付いた。

確か…陸上で新聞に載っちゃったりする―――

鈴木 紗依。

同じ幼稚園に行ってたけど、小学校が別々になっちゃって。

懐かしいな……。

………ん!?

って、紗依!?

だって、紗依は――っ

え゙え゙ぇぇぇっ!?




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