歪み×狂気×愛情
気がつくと教室にいて自分の席に座っていた。
前の席にも誰かが座っていた。
回り込んでみると真島だった。
眠っているのかピクリとも動かない。
そして真島が座っている席の机には、ノコギリが置いてある。
なぜ教室にいるのか。
なぜノコギリが置いてあるのか。
状況は飲み込めないが、体だけはなにかに操られるように勝手に動く。
そこに私の意思はまったく感じられない。
ゆっくり、弄ぶように真島を解体していく。
両手、両足、首、そして最後に内臓をえぐり出し、ゴミ箱に放り投げた。
私は虚ろな目で肉の塊となった真島を見つめていた。