うさぴょん号発進せよ
「ゴードン商会社長から、通信が入っています。回線、開きますか?」
こちらには顔を向けずに、目の前の画面を見据えたまま、抑揚のない事務的な口調で問い掛けてきた。
「!?」
船長は一瞬、ビクッと反応し、
「あ、ああー…、ええっと、つ、繋いでほしいでち」
冷や汗のようなものも、掻いているように見える。
(そういえば社長って、どういうヒトなんだろ?)
トヲルは会ったことがなかった。
こちらには顔を向けずに、目の前の画面を見据えたまま、抑揚のない事務的な口調で問い掛けてきた。
「!?」
船長は一瞬、ビクッと反応し、
「あ、ああー…、ええっと、つ、繋いでほしいでち」
冷や汗のようなものも、掻いているように見える。
(そういえば社長って、どういうヒトなんだろ?)
トヲルは会ったことがなかった。