うさぴょん号発進せよ
理由は自分でも分かっている。

明日には宇宙へ出るのだ。

それも数日後には惑星へ到着し、そこで船外活動をしなければいけないのである。

かなり不安だった。

トヲルは布団を頭から被り、寝返りを何度も打ちながら、暫く目を閉じていたが、やがて起き上がった。

「ああもう、外の空気、吸ってこよう」

トヲルはドアを勢いよく開けて、外へ出たのだった。
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