うさぴょん号発進せよ
暫く進むと、先の方に明かりが見えてきた。どうやら終点に辿り着いたようである。
立ち上がり辺りを見回すと、先程よりは割と広めの空間だった。
上を見上げると、そのまま星の光が降り注いでいる。
地面には小型無人探査用ロボからの映像で見た鉱物が、5〜6本を一組として、いくつか地面に突き刺さっていた。それは映像で見るよりも明るい光を放ち、見ようによっては突き刺さっているというより、生えているといった感じだ。
『これから回収作業を開始するぜ』
『了解したでち』
『お前は、あっちのほうを頼む』
コウヅキが指を差した方向に視線を向けると、そこは崖になっていた。
遠くを見渡すと、断崖絶壁な岩肌が所々覗いている。トヲルの目の前、約5m先にも同じような崖が垂直にそびえており、この場所との間には隙間があった。
そしてこの一角のみ地面が平らなことから推測すれば、恐らくは元々地続きだった場所が、地殻変動の影響で崩れた、といったところであろう。
その一番端の丁度切り立った場所に、数組ほどの鉱物が地面から飛び出しているのが見える。
立ち上がり辺りを見回すと、先程よりは割と広めの空間だった。
上を見上げると、そのまま星の光が降り注いでいる。
地面には小型無人探査用ロボからの映像で見た鉱物が、5〜6本を一組として、いくつか地面に突き刺さっていた。それは映像で見るよりも明るい光を放ち、見ようによっては突き刺さっているというより、生えているといった感じだ。
『これから回収作業を開始するぜ』
『了解したでち』
『お前は、あっちのほうを頼む』
コウヅキが指を差した方向に視線を向けると、そこは崖になっていた。
遠くを見渡すと、断崖絶壁な岩肌が所々覗いている。トヲルの目の前、約5m先にも同じような崖が垂直にそびえており、この場所との間には隙間があった。
そしてこの一角のみ地面が平らなことから推測すれば、恐らくは元々地続きだった場所が、地殻変動の影響で崩れた、といったところであろう。
その一番端の丁度切り立った場所に、数組ほどの鉱物が地面から飛び出しているのが見える。