うさぴょん号発進せよ
トヲルが驚いて顔を上げた瞬間、それよりも更に強い閃光が放たれ、爆発したのである。
その爆風でトヲルの身体は浮き上がり、天井へ叩き付けられた。
全身を打ったわりには、全く痛みが感じられない。装着している宇宙服が、クッションの代わりでもしたのだろう。
その上、入口も狭かったおかげで、外にも飛ばされずにすんだのである。
『おい、なんだ!?何か光ったぜ!』
『何?どうちたんでち?』
その声でトヲルは目を開いた。気が付いたら、地面に転がっていたのである。
もう既に光は消え、再び闇に戻っている。
トヲルは地面に倒れたまま、慌ててライトで辺りを確認すると、檻が崩れて瓦礫の山ができていた。そして、周りの壁には至る所に亀裂が入っている。
また地面が揺れた。
今度はいつもの微震だったのだが、それに伴い壁に再び無数の亀裂が入った。
『おい、梯子を下ろしたぜ。そこから早く脱出しろっ!』
コウヅキが言い終わる前に、トヲルにしては稀に見る素早さで、行動を開始していた。
その爆風でトヲルの身体は浮き上がり、天井へ叩き付けられた。
全身を打ったわりには、全く痛みが感じられない。装着している宇宙服が、クッションの代わりでもしたのだろう。
その上、入口も狭かったおかげで、外にも飛ばされずにすんだのである。
『おい、なんだ!?何か光ったぜ!』
『何?どうちたんでち?』
その声でトヲルは目を開いた。気が付いたら、地面に転がっていたのである。
もう既に光は消え、再び闇に戻っている。
トヲルは地面に倒れたまま、慌ててライトで辺りを確認すると、檻が崩れて瓦礫の山ができていた。そして、周りの壁には至る所に亀裂が入っている。
また地面が揺れた。
今度はいつもの微震だったのだが、それに伴い壁に再び無数の亀裂が入った。
『おい、梯子を下ろしたぜ。そこから早く脱出しろっ!』
コウヅキが言い終わる前に、トヲルにしては稀に見る素早さで、行動を開始していた。