うさぴょん号発進せよ
「へ?」

そういえば、背中が重いような…。

今になって初めて、それに気が付いた。

「な、ナニが…、乗ってるって?」

恐る恐る聞いてみる。振り返ってソレを見る、勇気はない。

『あぁ、ちょっと待ってろ』

コウヅキはトヲルに近付き、背中から何かを乱暴に引き剥がした。

『コイツだ』

そう言うとトヲルの目の前に、ソレをぶら下げた。
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