うさぴょん号発進せよ
二人はその場で、荷物を船に送る準備に取りかかった。
準備といっても、転送タグを袋に取り付けるだけの簡単な作業である。
『船長、これから物(ブツ)を転送するぜ』
『了解したでち』
船長の返事を聞いた後で、コウヅキはタグに座標番号を入力し、決定ボタンを押す。すると、その袋は一瞬で視界から消えた。船に転送されたのである。
他の数体の袋も同様に転送させ、それが全て完了すると、二人は最初に来た道を引き返すような形で、帰路に就いた。
『とにかく、ソイツを逃がすんじゃねぇぞ。研究材料だからな』
前を歩いていたコウヅキが振り返り、トヲルの肩に乗っている小動物を見ながら言った。
準備といっても、転送タグを袋に取り付けるだけの簡単な作業である。
『船長、これから物(ブツ)を転送するぜ』
『了解したでち』
船長の返事を聞いた後で、コウヅキはタグに座標番号を入力し、決定ボタンを押す。すると、その袋は一瞬で視界から消えた。船に転送されたのである。
他の数体の袋も同様に転送させ、それが全て完了すると、二人は最初に来た道を引き返すような形で、帰路に就いた。
『とにかく、ソイツを逃がすんじゃねぇぞ。研究材料だからな』
前を歩いていたコウヅキが振り返り、トヲルの肩に乗っている小動物を見ながら言った。