うさぴょん号発進せよ
第6節 生存者
「コウヅキ、今なにか喋った?」
「はぁ?何言ってんだよ」
一応聞いてみたのだが、一蹴されてしまった。
(そう、だよね。今の声、コウヅキのじゃないし。それに…)
声、というよりは、直接脳に響いてくるような感じだった。
《我の言語、其方に届いておるか?》
また声がしたので、トヲルは慌てて辺りを見回してみた。
《やはり我の言語が、無事に届いておるようじゃな。…我はここじゃ》
小動物が、すとんっと膝の上に乗ってきて、トヲルの目をじっと見詰める。
「ま、まさか…」
ソレを見詰め返したトヲルは、漸く理解した。
「はぁ?何言ってんだよ」
一応聞いてみたのだが、一蹴されてしまった。
(そう、だよね。今の声、コウヅキのじゃないし。それに…)
声、というよりは、直接脳に響いてくるような感じだった。
《我の言語、其方に届いておるか?》
また声がしたので、トヲルは慌てて辺りを見回してみた。
《やはり我の言語が、無事に届いておるようじゃな。…我はここじゃ》
小動物が、すとんっと膝の上に乗ってきて、トヲルの目をじっと見詰める。
「ま、まさか…」
ソレを見詰め返したトヲルは、漸く理解した。