うさぴょん号発進せよ
小型船は浮遊している岩石類の間をうまく避けながら、目的地へと向かっていた。
普段はナビシステムでの自動操縦なのだが、今回はそれが使えないため、手動で運転をしなくてはいけないのである。
コウヅキの性格から、乱暴な運転をするのかと覚悟をしていたトヲルだったが、予想は大きく外れ、隣の席で密かに安堵していた。
暫く二人は無言で、フロントを見ていたのだが。
不意に背後で小さな悲鳴とともに、ガタガタッという物音が聞こえてくる。
「えっ、何?」
トヲルは驚いて、後ろを振り向いた。
この船には荷台が付いていた。どちらかといえば座席よりも後ろに備え付けてある荷台の方が広い、荷物運搬用の船である。
重量の軽いものを運ぶ時には転送タグを使うので荷台は必要なかったが、転送タグには重量制限があるため、それを超える物を運ぶ時には、どうしても人力で運ぶしかないのだった。
「まさかあの声。おい、見に行ってくれ」
「う、うん」
コウヅキに言われ、トヲルは席を立った。座席と荷台の仕切り用扉の前に立ち、少し躊躇いつつも、思い切ってそれを開いてみる。
普段はナビシステムでの自動操縦なのだが、今回はそれが使えないため、手動で運転をしなくてはいけないのである。
コウヅキの性格から、乱暴な運転をするのかと覚悟をしていたトヲルだったが、予想は大きく外れ、隣の席で密かに安堵していた。
暫く二人は無言で、フロントを見ていたのだが。
不意に背後で小さな悲鳴とともに、ガタガタッという物音が聞こえてくる。
「えっ、何?」
トヲルは驚いて、後ろを振り向いた。
この船には荷台が付いていた。どちらかといえば座席よりも後ろに備え付けてある荷台の方が広い、荷物運搬用の船である。
重量の軽いものを運ぶ時には転送タグを使うので荷台は必要なかったが、転送タグには重量制限があるため、それを超える物を運ぶ時には、どうしても人力で運ぶしかないのだった。
「まさかあの声。おい、見に行ってくれ」
「う、うん」
コウヅキに言われ、トヲルは席を立った。座席と荷台の仕切り用扉の前に立ち、少し躊躇いつつも、思い切ってそれを開いてみる。