うさぴょん号発進せよ
「え?あれって、ペルにもできるんじゃなかったの?
さっき僕の母さんの身体を動かしたって、言ってたじゃないか」
《正確に言うなれば、主の両親の残留思念に我の能力を少し干渉させただけにすぎぬ。
実際に身体を動かしたのは、主の両親の意思じゃ。
しかし間接的には我も関わっておるため、便宜的にそう言うたまでじゃが》
「そうなんだ。僕はてっきり、ペルもああいうことができるのかと思ってたんだけど。だってペルは僕達にない能力を、いろいろと使えるみたいだしさ」
《我らは「地の者」や主達と違い、本来身体(うつわ)を持たぬ身。故に「寄生」力を始め、様々な能力を身に付けなければ、生存することができぬかった。
それは我ら「聖の者」、そして「闇の者」に自然と備わっている、唯一の生存手段と言っても過言ではない。
そのように身に付けた能力は寄生する「地の者」の影響を受けつつ、徐々にその系統も定まるようになっておるのじゃ》
さっき僕の母さんの身体を動かしたって、言ってたじゃないか」
《正確に言うなれば、主の両親の残留思念に我の能力を少し干渉させただけにすぎぬ。
実際に身体を動かしたのは、主の両親の意思じゃ。
しかし間接的には我も関わっておるため、便宜的にそう言うたまでじゃが》
「そうなんだ。僕はてっきり、ペルもああいうことができるのかと思ってたんだけど。だってペルは僕達にない能力を、いろいろと使えるみたいだしさ」
《我らは「地の者」や主達と違い、本来身体(うつわ)を持たぬ身。故に「寄生」力を始め、様々な能力を身に付けなければ、生存することができぬかった。
それは我ら「聖の者」、そして「闇の者」に自然と備わっている、唯一の生存手段と言っても過言ではない。
そのように身に付けた能力は寄生する「地の者」の影響を受けつつ、徐々にその系統も定まるようになっておるのじゃ》