NOT inosent love
距離がどんどん離れていくのが分かった。


切なくてどうしようもなくなって、泣いた日もあった。



出口の見えない恋愛。今にもあふれ出しそうな思いをどうすればいいのか分からなかった。





卒業式がちかづいてきて、学校全体がそわそわしていた。


3年生は公立高校の受験が卒業式の1週間後に控えているのでぴりぴりしていたが、先輩に告白してやろう!第2ボタンもらおう!というような生徒も少なくなかった。




千鶴もそんな生徒の一人で、心の底から応援し、ついに


「私も告白するからがんばって!」


と言ってしまった。





わたしも。

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