NOT inosent love
もう必死だったため、あまりそのときのことなんて覚えていない。

というか思い出したくも無い。



「は!?鞄に入れた!?」



友達も呆れて苦笑いしていたくらいだ。私は一杯一杯で状況整理が出来なかった。

それでもそんなあほな私を千鶴は


「がんばった!よくがんばったね。今度は私の番か・・・!」



と励ましてくれた。









返事をください。と書いていたのに、いっこうにこない返事。


そのまま2週間たち、神様のいたずらか、私と長瀬君は前後の席になってしまった。




内心、こんな仕打ちってあるか・・・と神様を恨んだが、

心は正直で、1日中どきどきしてなんだか嬉しかったりした。




誠実で素直な彼のことだ。きっと誠実に返事してくれるはず・・・と漠然と信じていた。
< 19 / 30 >

この作品をシェア

pagetop