NOT inosent love
こんな得体の知れない生意気な奴と、部活しなきゃいけないなんて!
しかも次期部長が私だと早くから決定しているのは、2年が私しかいないからであり、奴が入部したら自動的に副部長になってしまう。
「そんなの嫌だーっ!!」
「じゃあ、早いとこ1年から副部長選んで、先生に言っとけば?
ま、私は引退するからアイツの顔見なくていいし、関係ないけど」
ふふっと私にいたずらな笑みを見せる先輩。
今日も奇妙なマンガを持ち込んでは美術部の風紀を乱している。
そんな彼を見る度に、私は重たいため息をついていた。