NOT inosent love
「岡野君、雪好きでしょ?もっとかけてやるよ!」
「えっ、やめろよ!」
帰りながら私たちは岡野君と…というより岡野君で遊び、体があったまるくらいはしゃいでいた。
「瀬戸田さん、そういえば宿題すごかったよね」
私は呼ばれて、すっかり忘れていた宿題の存在を思い出し、またげんなりした。
「あー、忘れてたのにっ。あれ、さっぱり分からないや。うちで一緒にやらない?」
と私は吹雪になる前に彼をそのまま家に招いて、一緒に宿題に取り組むことにした。
外は雪遊びどころじゃなく、傘も差せないほどになってきていた。