怖話
しかし、このカラオケボックス

に勤める為の面接の時、店長が

変な事を言っていた。





「飯田さんは、何時からシフト

に入れる。ダメな時間帯とか?」

「いや、特にはありません夜で

も平気です。」

店長ははっきりとした口調で

話を続けた。

「飯田さん、真剣な話だが幽霊

を信じるかい?」

突然店長は幽霊の話を始めたの

だ。店長が幽霊の話をするよう

なタイプに見えない。黒ぶち眼

鏡の単髪姿、背も高く若い印象

の店長は暗く陰な世界とは無縁

だと思った。
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