怖話
「たしかに何もなかったけど怖

かった。トンネルってジメっと

湿ってしるし、何と言ってもあ

のオレンジの光り気持ち悪かっ

たなぁ。」

話始めた正樹の顔色が良くない

、自分で始めておきながら身勝

手だ。だったら話さなければよ

かったのに、僕は思った。



しばらく沈黙が続いた




そして沈黙を破る一言、

「もう一回行かない?」

正樹が言った。


「本気か!やめとこう。やっぱ

り良くない。」

「もう一回出るか試そう。」
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