怖話
「あの話が本当か試さないと。

それにここ見覚えがあるだろ?



正樹が指差す方向に目をやると

そこには一つのトンネルがある

。僕は焦った、

「司!なんでここに来たんだよ

!」

「わかんない、ナビの通り走っ

てたんだよ。」

正樹か、設定して何食わぬ顔で

乗っていたんだな。

「お前も怖いのに、なんで設定

したんだよ。バカヤロウ!」

「やっぱり確かめたいから、悪

いな。」

誰もいない、トンネル。当たり

前だが、ここはもう通行止めに

なっているので誰もいるわけな

い。新しいトンネルが開通して

からは人気がない。
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