怖話
「車に乗ったまま、クラクショ

ンを鳴らすんだよ。そうすると

入ってきたほうから幽霊が現れ

る。これを検証したい。」

「まぁいいや、分かったから済

まして早く帰ろう。」


「司、クラクション鳴らしてく

れ。」

司は手をクラクションに持って

行った。

「長さは?」

「二秒くらいで。」




「いくぞ。」




プー


「悪い、三回鳴らすんだ。」


プー





「最後の一回だな。」




プー
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